2017.06.25
多方面で反響を呼んでいる東大ゼミ「ストリートと社会」第6回講義が6/21(水)に終了。
第6回は、株式会社電通のエクストリームスポーツ特命リサーチャー、後藤陽一さんをお迎えして、デジタルメディア時代に拓かれるさまざまな可能性について討論しました。
最終回となる7月5日(水)の第7回は『やりたいことをやりきるための特別教室』と題して、小橋賢児さん(リアル株式会社 クリエイティブディレクター)&谷崎豊樹さん(and tokyo株式会社 コミュニケーションディレクター)というダブル布陣にて開催いたします!ゼミの場所等詳細はこちらから。
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(スタッフレポート by Marine)
第6回は、電通総研の研究員でありエクストリームスポーツ特命リサーチャーである後藤陽一さんによる講義が行われた。
エクストリームスポーツはまだ市場が小さく世界に浸透していないものも多いため、日本でスポーツイベントとしての世界大会を行うのは困難である。そこで後藤さんは大会の文脈を「観光」や「地域活性化」として資金を集め、長野県の白馬村にて世界最大のバックカントリー世界選手権を開催することに成功した。
またエクストリームスポーツを「ロングテール理論」に当てはめ、メガスポーツと呼ばれるサッカーや野球等とエクストリームスポーツにはどのような違いがあるかについてや、受講者たちのやっているスポーツとどのような産業をどのような形で掛け合わせたらその市場が拡大していくかについての議論も行われた。
近年、デジタルメディアのインフラ化やコンテンツクリエーションの民主化、ハードウェアのコモディティ化により、エクストリームスポーツ特にe-sportsは市場を拡大しやすくなってきている。そうした変化を背景としながら、今後のエクストリームスポーツには期待が高まっているということで、受講者たちも自分たちがやっているスポーツがどのようにしたら国内で市場を広げていけるのか、積極的に考え参加する姿が目立つ回となった。
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東大2017ゼミ「ストリートと社会」第6回講義『デジタル時代にエクストリームスポーツが持つ課題と可能性』by 後藤陽一(株式会社電通)