日本初のストリートカルチャーNPO|RAWSKOOL

iPhoneの待ち受けはJames Brown!| 河村泰貴氏(吉野家ホールディングス社長)| RAW SKOOL ROLEMODELS 001

RAW SKOOLの新プロジェクト、「RAW SKOOL ROLEMODELS」。
ストリートカルチャーやアーバンカルチャーに通じるライフスタイルを持ち、実社会でも活躍する「カッコイイ」オトナをリレー形式で紹介していきます。

その第一回目は、RAW SKOOLのオフィシャルサポーターである「はなまるうどん」の前社長で、現吉野家ホールディングス社長の河村泰貴氏。高校時代からブラックミュージックが好きだったという氏のiPhone待ち受けは、仕込みナシでJames Brown!そんな河村氏に、ライフスタイルやキャリアについてのビジョンとメッセージをお伺いしました。

「僕が高校の頃なんて、学校なんかはあまり行かないで映画を観たり、ひたすら好きな音楽を探し歩いたりしていました。まだ1990年くらいで、Spike Leeの”Do The Right Things”のTシャツが一張羅だったのを覚えています(笑)。当時はとにかく音楽が好きで、Teddy Riley、Black Street、その前はP-Funkが好きでした。」

今でこそ吉野家ホールディングスの社長ですが、高校卒業後に始めた吉野家のアルバイトがキャリアのスタート。その後、高校の同級生が社会人になる23、4歳の頃に、ターニングポイントが訪れたのだと言います。

「23歳になるまで、僕は何一つ一生懸命に出来なかった。学校もちゃんと行ってないし、音楽もすごく好きだったけど、そこで食っていけるほどじゃない。取り柄もない。
 同級生が社会に出るようになり、僕自身、何か一生懸命になれる事を探していた24歳の時に、当時アルバイトを4年くらい続けていた吉野家に社員にならないかと声をかけてもらい、入社しました。とにかく一生懸命やるんだ、と心に決めて社員になり、自分の成長も、一生懸命やることの喜びも感じることが出来ました。
 そして30代に入ってから2年間くらい、“働く意味”についてものすごく考えました。それで僕が至った結論は、“外食が好きだ”ということ。そして、外食業界のイメージや常識を変えるということなんです。
 我々のビジネスは社会貢献度が高いと思っているんです。誰でも来られて、安全に美味しい食事が出来る。けれども、この業界はまだまだ人が定着しにくい業界ですし、昔、合コンに行っても職業を当てられたことが無く、悔しかったんです。
 大げさですけど、そういう業界を変えるために僕は生まれてきたんじゃないか、ぐらいの気持ちを持っています。」

現在はそんな熱い想いを持って社長業を務める河村氏、ストリートで夢を追いかける世代にも、熱いエールを送ります。

「とにかく何かに打ち込んでいる若い子、特にRAW SKOOLの周りにいる子達は、スケボーでもダンスでも、一生懸命やるという才能と経験があるんだから、心配しなくていい、それだけでそれが武器になると思います。そういう意味では、立派な学歴と同じ価値がある。10代20代で、好きなことや、やりたいことがあるっていうのは、僕からしたらすごく羨ましいです。僕は無かったから。
 これがやりたい!っていうのがあって、本当に本気で行動していたら、絶対にチャンスが来るから。あとはやりたいだけやってもらって、“うちの会社においで”って言いたいですね(笑)」

河村泰貴氏、今でも社長室は持たず、社員と一緒に並んだデスクに座る毎日(そのデスクにはMJのフィギュアが!)です。

===


PAGE TOP
Copyright. RAWSKOOL All Rights Reserved.