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かけがえのない、あなただけの「天命」をみつけよう。| 椿進氏(パンアジアパートナーズ代表)| RAW SKOOL ROLEMODELS 005

RSRM005

 社会で活躍する「カッコいい」オトナをリレー形式でご紹介し、次世代へのメッセージを発信する連載「RAW SKOOL ROLEMODELS」。
 今回は005と006を同時更新です。1人目のメッセージを頂くのは、キンコーズ・ジャパン代表取締役社長・須原清貴氏より再度ご紹介頂きました、㈱パンアジア パートナーズ 代表パートナー、椿進氏です。ボストンコンサルティンググループで須原氏の先輩としてご活躍の後、上場会社の社長を経て、2008年に㈱パンアジア パートナーズを創業。国内外を問わず30年以上に渡り、戦略コンサルティングの第一線でご活躍されています。
 あふれるバイタリティで世界を飛び回る氏が豪快に語られるユニークな「語録」を、是非お楽しみ下さい。

「仕事を楽しくないと思ったことはありませんね(笑)。仕事は楽しくやるのが私のポリシー。言われてやると楽しくなくなっちゃうから。顧客の企業のために徹底的に考えて、自分から仕掛けていくんです。
 インスピレーションを得るときも、私はあんまりテレビやネットからはインスパイアされません。活字や人や実際にみることのほうが、自分で思考が出来る。自分の思考を豊かにしていくことが、とても大事だと思っています。」

 そんな椿氏、最近は人生のミッションにあたる「天命」の存在を意識しているのだそうです。

「長年、戦略コンサルティングという世界にいますが、何故これをやっているかと問われたら、私が勝手に思っていることなんですが、極端に言えば「日本を良くしたい!」の一念でやっています(笑)。
 昔から人にはそれぞれ「天命」というものがあると思っています。人は生まれてきたからには何かをなすために生まれてきているんだ、と。「天命」はどこにあるかというと、「他の人には出来ないこと」だったり、「自分の得意なもの」の近くにあります。そして、「世の為、人の為になること」が大事で、その近くに「天命」があります。例えば、「盗み」が得意だったとしても、それは人の為にならないからダメです(笑)。
 この仕事を30年もしていると感じるんですが、「天命」に近いところで本気でやっていると、不思議な力が後押ししてくれたり、大切な人と出会って、その人達が後押ししてくれたり、さらに「天命」に近づけてくれるんですね。ふと、スーッと、ものが上手く進むようになる。
 私は大学でバイオテクノロジー(生物学)を専攻していましたが、「種の保存」という原理原則があります。何億種という生物が地球に生まれてきて、その99%は絶滅し、残りの1%が、種を守る為に生き抜いた結果、存在しているのです。「種のために尽くす」ということは、種にとって極めて大事なことであり、これこそが「天命」なんだと思います。「社会や種に対する貢献」ということですね。ずっと残る、かけがえのないことをやるということです。」

 そして、その「天命」を果たすために最も大切なことは、「継続」だと説きます。

「成功するためには、簡単に言うと、「夢と情熱」を持っていないといけないんです。さらに、それを「継続」出来ないとダメです。意外にこれが1番難しいんですよね。
 ビジネスの世界は時間が長いんです、30年以上ありますから(笑)。だからこそ、モチベーションの「継続」が大切になります。受験でもスポーツでも、小さい時から真剣に3年~5年も続ければ、相当なところまでいきますよね。ビジネスは30年もありますから、こつこつ「継続」していけば本当にすごいこところまでいけます。さらに、みなさんの「天命」は、今みなさんが夢中になっているものの近くにあると思います。そのかけがえのない、社会に貢献できるあなただけの「天命」をみつけて、ずっと続けていって欲しいですね。」

 RAW SKOOLプロジェクトのまわりにいるみなさんの多くは今、ダンスやストリートに夢中だと思います。さて、その延長線上に、みなさんはどんなかけがえのない「天命」を探すでしょうか。ちょっとだけ意識してみると、今よりもちょっとだけ、未来に対してワクワク出来るかもしれませんネ。

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同時更新の006は、ストリートにどっぷりな青春時代を過ごした方にお話を伺っています。こちらもぜひ、御覧ください。
本気で楽しんでいれば、自然と仲間が増えてくる。|熊本浩志氏(リアル・フリート社長/東京バンバータ監督)|RAW SKOOL ROLEMODELS 006

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